またまた穴の空いた洋服です。もうシリーズと化しているような気がします。先日、暮らしの手帖でイギリスの裁縫手法である、ダーニングのやり方がとってもわかりやすく記載されているのを目にしました。とっても素敵で「今すぐやりたい!」と思い、穴の空いた子供のパンツにダーニングをしてみることにしました。
刺繍と似ているので、とてもやりやすかったし楽しかったです。また、ダーニングマッシュルームという道具がないので、マトリョーシカの頭で代用したのですが、これがまたやりやすかった!ダーニングが初めての方や初心者の方にもわかるようにご紹介したいと思います。
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まずは道具を準備
穴の空いた何か(靴下や洋服でも)、糸(今回は刺し子糸のあまり)、針(糸に合わせた針)、ダーニングマッシュルーム(マトリョーシカで代用)、糸通し(なくても平気)、ハサミ。道具はとってもシンプルです。糸は毛糸や刺繍糸でもできますので、お好きなものでどうぞ。今回は刺し子糸が余っていたので、それを使いました。針は刺し子針を使いましたが、これは糸の種類によって使いやすいものを選んでください。
ちなみにダーニングマッシュルームとはこういったもののこと。
さっそくダーニングしていきましょう!
まずはこのようにダーニングマッシュルーム(代用のマトリョーシカ)を穴の部分に合わせて、輪ゴムなどで固定します。
糸を通した針で穴から少し離れたところの布を一ミリ程度右から左側へすくい、糸端は最後に処理するので10センチ程度残したままにしておきます。写真のような感じです。赤い部分は穴です。
下へ向かって刺し、次に一ミリ程度右方向へ針を出します。写真なくてごめんなさい。
そして上に向かって1針で刺します。刺したらまた一ミリほど右へ刺し、今度は下へ向かって1針で刺します。下も同じように右へ一ミリ刺してから上へ向かって刺します。これを繰り返していきます。
繰り返していくとこのような状態。少し緩めに、幅もぴったりではなく少し余裕がある程度に刺すと、この後の作業がやりやすいです。
最後は左上で数ミリ程度下方向へ1針刺します。糸の色が違うのは、グラデーションの糸を使っているからであって、途中で変えたりはしていません。
針を糸に交互に通して、左から右へ進めて糸を通します。
最後まで通したら、小さく1目刺し、右から左へ糸を交互に通します。その際、先ほど左から右へ通した時とは逆交互にして針を通します。要するに先ほどすくった糸はすくわず、先ほどすくわなかった糸をすくう、ということです。これを繰り返していきます。途中で針先を使って、糸を上の方へ少し押してスペースを作りながら、続けていきます。
これが最後まで糸を通した状態です。あとは糸の処理をしましょう。この状態まで行ったら、小さく1針刺して、針を裏側に出します。
裏側にある縫い目に3目ほど糸を通します。この糸の始末は刺繍と同じ感じです。玉結びでも大丈夫ですよ。写真がわかりにくくてごめんなさい。私はあまり縫い目がなかったため、適当に自分で縫ってしまいました。
先ほど通した縫い目にさらに糸を2目ほど巻きつけて糸を切ったら完成。
完成です!
このやり方の詳細は暮らしの手帖に載っています。
暮らしの手帖、大好きです。刺繍関連の記事が高頻度で載っているので、お気に入りのものはずっと手元に残しています。ダーニングや刺繍、刺し子、ビーズ刺繍など、本当に刺繍好きの私を楽しませてくれます。写真や説明が結構わかりやすいので、初心者の人でも作ることができます。読み物としても楽しいのでオススメです。
穴の空いた靴下やニットなどを溜め込んでいるので、しばらくはダーニングにはまってしまいそう。この数ヶ月はずっと刺し子にはまっていて、今も刺し子メインなので、ダーニングは時々一休みとしてやろうかな。ダーニングは小さいものなら30分くらいで仕上がるし、道具も最小限なので気軽に取り組めます。楽しい。
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