暖かくなってきたので、子供がとっても気に入っている無印のTシャツを出しました。昨年も着ていたので、なんだかちょっと生地がへたれてしまっています。
「こんな時こそ、刺し子の出番!」と思い、生地を丈夫にする目的でTシャツに刺し子をすることにしました。
最近は一目刺しの図案ばかり刺していたので、たまには伝統柄の模様刺しがいいな〜と思い、家族と相談して網文の図案に決めました。
今回は、伝統柄の網文図案を使った、刺し子Tシャツの作り方をご紹介します。とっても刺しやすく、短時間で仕上がる図案でしたので、初めての方もよかったらチャレンジしてみてください。
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伝統柄の網文図案Tシャツを作るための準備
準備するものは、Tシャツ、刺し子糸、コンパス、チャコペン、ハサミ類、刺し子針、厚紙、定規、です。
Tシャツは無印のネイビーのもので、確か数百円だったものだと思います。すでにワンシーズン、かなりの頻度で着たものなので、結構ヨレヨレ。子供の150センチのTシャツです。
刺し子糸は、オリムパスの白い糸。私は今後のためにたくさん購入したけれど、1本で充分です。
コンパスと厚紙は、図案に丸い形を描くために使います。丸い図案が描けるものなら、定規や他のもので代用しても良いです。コンパスがない場合は、ネットから円のイラストを拾ってプリントアウトして使っても良いと思います。
チャコペンは、お好きなものを使いましょう。今回はネイビーのTシャツに描くために、白いチャコペンを購入しました。白いチャコペンって、色々試しているんですが、ペンタイプのものって、インクが出にくくなることが多いです。私は今回ペンタイプを買ってしまいましたが、大きめの模様図案を描くなら鉛筆タイプの方がおすすめです。
ハサミ類は、お好きなものを準備しましょう。
今回の刺し子に使った針は、フランス刺繍用の太めの針です。オリムパスの刺し子針を試したのですが、生地に対して太めで刺しにくかったので、途中で刺繍針に変えました。刺し子ふきんに使う晒しなどの、目が粗めで柔らかい生地の場合は、刺し子針が刺しやすいですが、無印のTシャツのような、目が細かめで伸縮性がある生地の場合は、太めのフランス刺繍針がおすすめです。
定規は図案を描くためのガイド線を引くのに使います。普通の定規でも代用可能ですが、手芸用の定規の方が綺麗な線が引きやすいです。
刺し子の本を参考に、伝統柄の網文図案を描きます
Tシャツに図案を描いていきます。今回刺し子をする網文という図案は、有名な伝統柄なので、いろいろな刺し子本に紹介されています。私は刺し子の本を参考にして、図案を描きましたが、本がなくても簡単に図案は描けます。こちらで描き方をご紹介するので、よかったら参考にしてみてください。
まずは1センチの方眼を描いていきます。これは自分が刺し子をしたい部分にだけ描けば大丈夫です。私は身ごろ全体に描きましたが、バランスを考えた結果、結局お腹の部分だけしか刺し子しませんでした。
厚紙に半径1センチ弱の円を描いて、ハサミで切ります。写真のような円を作ります。
写真のように半円をひたすら描いて、網文図案を完成させていきます。見た通りの図案なので、それほど迷うことなく描けると思います。途中で白いチャコペンのインクがなくなってしまい、紫のチャコペンで描いています。
伝統柄の網文図案は、このように簡単に描くことができますが、「本を見てちゃんと図案を描きたい!」という方は、こちらの本が参考になります。
他の本が気になる方はこちらの記事を参考にして見てください。
https://tiku-tiku.com/archives/1728
他の図案が気になる方はこちらの記事です。
https://tiku-tiku.com/archives/1306
網文図案の刺し子のやり方と糸始末
刺し始めは裏側に玉結びをして、端から順番に刺していきます。私は刺す目の数を半円あたり6目と決めて刺しましたが、目の数はお好みでもっと細かくてもいいと思います。なんとなく同じぐらいの幅の目になるように、丁寧に刺していきます。
曲線の模様なので、3針ほど刺したら、一度針を出して布をしごいた方がいいです。まとめて刺してから針を出して布を整えると、どうしても布がつっぱったり、針目が汚くなったりします。
一目刺しの図案や直線の場合はまとめて刺してから、布をしごくのですが、曲線はのんびり少しづつやるのが綺麗に刺すコツですね。
また、糸の長さですが、長くても70センチ程度にしておいた方がいいです。今回の図案は、まとめて刺して糸を引く、ということができませんので、糸が傷みやすく、絡みやすいです。そのため、短めがおすすめ。裏側に玉結びが多くはなりますが、Tシャツの裏側だし、刺し子ふきんのように見た目に目立つこともありませんので、短い糸でも大丈夫です。
刺し始めや刺し終わりの糸の始末は、こんな感じで少し糸に余裕を持たせて玉結びをしておきます。
この網文図案は、刺し方に一つポイントがあります。写真のように、方眼の線の部分に縫い目が被らないように刺すことです。ここの部分が統一されているだけで、図案が締まって綺麗に見えます。
あとはひたすら刺し子を進めていきます。このくらい刺した状態で、とっても可愛い感じになったので、刺すのをやめました。もっと刺したい気持ちがあったのですが、これ以上やるとインパクトの強いTシャツになってしまいそうだったので、やめておきましたよ。
刺し子Tシャツのできあがり!
さてさて、あとは洗ってチャコペンを落として、乾かしたら完成です!見ると和風な仕上がりでしたが、子供が着て見るととっても可愛い感じでした!ヨレヨレのTシャツが丈夫な布に蘇りました。
1日もあれば、簡単に刺し子のTシャツができますので、よかったらチャレンジして見てくださいね。
インスタで作品を紹介していますので、ご興味ありましたら、覗いて見てください。
http://Instagram.com/sashiko_chilbol
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