広い面積の表現に便利なのが、ロングアンドショートステッチ。最初はこのステッチが苦手で、なかなかうまく行かなかったのですが、今では大好きなステッチです。コツさえ覚えれば、好きになれるステッチなので、今回はやり方や初心者向けのポイントなどをご紹介したいと思います。
スポンサーリンク
最初に一番大切なポイントをお伝えしておきますね。それは「最後までとりあえず刺してみる」ことです。ロングアンドショートステッチって、はじめてだと「このぐちゃぐちゃなままでうまくいくのかな・・・」と不安にかられるんです。私はこれで何度かやり直した事があります。でも、気にしないで刺していくと、結構綺麗に出来上がるんです!几帳面な方や丁寧な方には、不安があるかと思いますが、とにかく最後まで刺してみてくださいね。
ロングアンドショートステッチとは、刺繍の針目の長さを長くしたり短くしたりしながら、サテンステッチのように面を刺繍するステッチです。広い面積を刺繍する場合、サテンステッチだと針目が長くなりすぎて綺麗に仕上がりません。そんなときに活躍するのが、ロングアンドショートステッチ。
今日はわかりやすいように、青い布に白い刺繍糸で紹介していきます。パンダの顔を3本取りで刺繍します。刺し始めはこんな感じで糸を表に残して始めましょう。玉結びで始めてももちろん大丈夫ですが、詳しくは「刺し始め」のリンクからどうぞ。
今回は縦に刺繍していこうと思っています。もちろん横でも大丈夫です。まず、長い針目で面積の広い所を刺していきます。刺し始めの糸があって、十字架みたいになっていますが気にせず進めましょう。
次に短い針目で刺します。
スポンサーリンク
次は長い針目、短い針目、と繰り返し刺していきます。自由な感じで図案を埋めていきましょう。埋める時のポイントはできるだけとなりの糸との隙間を作らないように刺繍することです。もしも隙間ができても、後から刺繍して埋めれば大丈夫なので、気楽にやってみてください。私は最初の頃、神経質にちょっとでも隙間ができたり、長さがうまく行かないとやり直したりしていましたが、そんなに気にしなくてもそれらしく出来上がる事が分かった今は、適当にやっています。
とりあえず、上の方をこんな感じで仕上げます。「これでホントに大丈夫?」と思うような感じでもちゃんと仕上がるので大丈夫です。とりあえず最後まで頑張ってみましょう。
次に下の方に進める時ですが、上の縫い目の糸の間からこんな風に針を出します。
そして、好きな長さに刺していきます。
縫い目の糸から針を出す方法を使っていますが、ぴったりと縫い目の穴から針を出す方法もあります。それだと、私は仕上がり的に、縫い目の糸から針を出していった方が好きなのでこちらで刺繍しています。もしも刺繍の途中で、隙間ができてしまったら、どんどん刺して埋めちゃいましょう。
完成です。
あとは裏糸の始末をします。こんな感じで裏糸に針を通していきます。そして、残った糸をカットしたら始末完了です。刺している途中に糸が終わってしまった場合も、この要領で裏糸の始末をすると、綺麗に仕上がります。
このあと、パンダの口を刺して、くるみボタンブローチを作りました♡
こんな記事も読まれています。
[wpp range=”weekly” order_by=”views” limit=10 thumbnail_width=70 thumbnail_height=70 stats_comments=0]
スポンサーリンク